フランス ジャン・コクトーの詩
ジャン・コクトー(Jean Cocteau)
1889年7月5日-1963年10月11日
フランスの作家、詩人、劇作家に留まらず
画家や脚本家、映画監督としての活動も行った
パリ近郊のブルジョア家庭に生まれ
九歳で父の自殺に見舞われた
少年時代には男子への片想いを経験
20歳の頃から社交界の詩人として頭角をあらわし
やがて総合芸術に魅せられてバレエ作品を制作
私たちが知る所では、世界で初めて「美女と野獣」(1946年)の
実写版を実現させたのはジャン・コクトーでした
それはそれは美しいフランス映画で話題になりました
ほかに、ピカソ、サティ、ミヨーらとも親交があり
バレエなどの脚本なども手掛けました
こちらは美しいフォントで描かれている
ジャン・コクトーの若い頃の詩が収めれた
珍しいアートフレームです
「Surtout, surtout sois indulgent,
Hésite sur le seuil du blâme,
On ne sait jamais les raisons
Ni l’enveloppe intérieure de l’âme
Ni ce qu’il y a dans les maisons
Sous les to」
「何よりも、何よりも甘やかされ
非難の限界に躊躇します
あなたは理由を決して知りません
魂の内側、または家の中にあるもの
屋根の下、人々の間にあるのものも知りません。」
この詩の解釈をのせると
とてつもなく長くなるので
ざっくりと(足りない部分はご了承ください)
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「耽溺」
どんなに親しい関係でも、過去と現在
経験してきたこと、経験していること
記憶、認識、将来のすべての可能性を知る事はできない
すなわち、行動が正しいか間違っているか
良い事なのか、正しくないのかは判断できない
すべての感情を測定することはできないのです
私たちにはわかりません
私たちは何も知りません
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フランスの教育科目にはポエムの時間があります
日本の道徳のみを知る私たちには、
なかなか理解が難しい部分かもしれません
オリジナルの詩の収録詩集等に
ついては確認できませんでした
この詩は直接描かれていて
額にはめ込みされていています
壁掛けのアートとしていかがでしょうか
所々シミや額のスレや傷などありますが
全体的には良いコンデイションです
状態などは写真でご確認ください
*フランス
状態(5段階):4 ★★★★☆
年代:1977年頃
サイズ:縦約17cm 横約12cm