ヴィンテージ ディゴワン・サルグミンヌ窯製マスタードポット
マスタードと言えばサンドイッチやホットドックなどの時しか
出番がないように思えますが、フランスではどんな料理にも
添えられていて必ず食卓に置かれる調味料です
日本におけるマスタード(mustard)は英語由来の外来語ですが
語源はなんとフランス語なのです!
ディゴワン&サルグミンヌの歴史は古く1790年
フランスとドイツの国境のアルザス・ロレーヌ地方
Sarregueminesにサルグミンヌ窯が始まりました
サルグミンヌは品質のよい陶器製作会社として
ナポレオンも顧客になるほどの人気窯
ところが普仏戦争が1870年に起こり
サルグミンヌはプロイセン領となり
今までどおりの商売が出来なくなってしまいました
プロイセンからフランスへ輸出することになり
重い税金がかかったからだそうです
そのためサルグミンヌ窯はディゴアン(Digoin)に移り
ディゴワン窯と一緒になり1879年〜1970年まで続きました
そのためSARREGUEMINES(サルグミンヌ)
DIGOIN&SARREGUEMINES(ディゴワン&サルグミンヌ)
DIGOIN(ディゴワン)という刻印のものがあるんですよね
こちらはディゴワン・サルグミンヌ窯製(DIGOIN&SARREGUEMINES)
のマスタードポットです
両方の名前があるので1960年頃の後期になりますね
キレイな陶器の色に、優しいブルーのエンブレムがとても美しい
手描きなので文字にも表情があり、コロンとした見た目に可愛らしさがあります
マスタードはもちろん、お砂糖や塩など
インテリアとして飾っておくだけで雰囲気が良さそうです
カケやヒビはなどはありません
手描きのムラや薄れなどあります
写真でご確認ください
*フランス 陶器製
状態(5段階):4 ★★★★☆
年代:1960年頃
サイズ:口直径約4cm 高さ約8.5cm