フランス tambour battantのデカールシール
デカールカニア(décalcomanie)は彫刻や印刷物を
陶器やその他の材料に転写するための装飾技術で
現代は「デカール」と呼ぶのが馴染み深いですね
英国やイタリアで約1740年頃に発明されたと
起源に関しては諸説あります
それ以前は、陶磁器の絵付紋様の複製には彫刻された
銅版を使用して転写する印刷が主流でしたが
デカールが広がると金属やガラス、
陶器など、様々な工芸品の製作に利用されていました
18世紀には陶磁器の工業生産が盛んになり
転写印刷が各国に広がっていきました
さらに、蒸気機関を使用した印刷機の普及とともに
18世紀中頃〜19世紀にかけて
欧米各地でデカール製造業が確立されました
「tambour battant」とはフランス語で
Tambour（太鼓） battant（鳴ってる）
出征する際の号令などの様子を言ったりします
表面にはフランスの鼓笛隊
そしてイギリス、ギリシャ？の兵士でしょうか
描かれていて、裏面には使用方法が明記されています
中のデカールは
フランス・スペイン・イタリア・ドイツ
スイスなどの兵士たちのデカールとなっています
衣装も随分各国で違うものですね
比較しても面白いです
60年以上前のペーパーの為、僅かなシミ・ヨレなどあります
素敵な額に入れて飾ったり
コレクションにいかがでしょうか
グッドコンディション
細かな部分は写真でご確認ください
＊フランス ペーパー
状態（5段階）：4 ★★★★☆
年代：1950〜60年
サイズ：横12ｃｍ 縦約10.5ｃｍ
